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【第6話】自分だけがやりたいことをやるなんて、そんなことできない

こんにちは。丸地あいです。

私のブログを見にきてくれて、ありがとう。

前回の記事では、お父さんが家族会議で第二の人生開始宣言したことを書いたよね。
覚えてくれてる?もし、家族会議って何のこと?と思った人は、今までの記事を先に見てね。

>>過去記事
第1話【やりたいことを諦めなくちゃいけないのが、大人になるってこと?】
第2話【やりたいことを全部やって、人生を楽しみ尽くす!】
第3話【ママと妻だけやってる私、物足りないって言ったら怒られるかな?】
第4話【自分の持っているキャリアや武器を無駄にしたらもったいない】
第5話【家族こそ、お互いの気持ちを言葉で伝え合わなきゃ分からない】

お母さんは、どうしたいの?

母

お父さんが突然家族会議を開いて、会社の早期退職と田舎での古民家カフェオープン計画を話し出したのにはびっくりしたよ。

だけど、もっと驚いたのはその後のお姉ちゃん。いつもは「クールなもも」なのに、人が変わったみたいにお父さんに詰め寄って…いったいどうしたんだろう。

『結婚して初めてお母さんの苦労が分かった。』って言ってたけど、結婚していろいろ大変なのかな。

それにしても、お母さんはどうするんだろう。今までのようにお父さんがひとりで決めたことに文句言わず付いて行くのかな?それとも…

不満そうな姉の顔とは対照的に父は満足そうな顔をしていた。『ほらみろ。やっぱりお母さんはお父さんの決めたことに反対しないだろ。』とでも言いたげな。

「とりあえず、今週末に不動産屋へこの家を売る相談をしに行ってくる。すぐにとは言わないが、あいも自分の新しい家を探し始めなさい。るりの奴にも言っておかなくちゃいけないな。」

この家から出ていくときは、結婚するときだって思ってたのに。ひとり暮らしに憧れていた時代もあったけど、結局この家が居心地よくて踏み切れなかったんだよね。それが、こんなかたちで出ていくことになるとはね。

「あたし、帰るね。」

「お姉ちゃん、待って。コンビニまで行くからいっしょに出よう。」

なんだかこのまま姉を帰してはいけない気がした私は、あわてて姉の後を追って玄関を出た。

お母さん、後悔してるんだよ

雨

外はいつのまにか雨が降り出していた。私と姉は傘をさしながら並んで歩き始めた。

母が私に言ったことを後悔している?いったい何を?いつ私に言ったことを?

全く思い当たる節がなくてまぬけ面しているしかない私を見て、ため息をつきながら姉が話し始めた。

「あいが就職活動苦戦しているときの話だよ。正社員はあきらめてバイトで映像関係の会社に入ろうとしたあんたに、お母さん何て言った?」

連続不採用通知に落ち込んで、くさって、それでも希望の業種をあきらめきれなくて、バイトの道を選ぼうとした私に母が言ったこと。それは、

『やりたいことをあきらめなくちゃいけないのが、大人になるってことなのよ。』

「お母さん、いつだったか私に言ったことがあったんだよね。『私があの時、あんなこと言って望まない正社員の人生始めさせたせいで、あいは笑顔を見せなくなっちゃったのかな』って。」

確かに、私は母のことばでバイトから正社員の道へ引き戻されたけど…決断したのは自分なんだから、母のせいで夢をあきらめたとは思っていない。思っていないはず。でも…母にそう感じさせていたってことは、心のどこかで思っていたのかも…

「お母さん、あいに夢をあきらめさせたのに、自分だけがやりたいことをやるなんて許されないって思っているんじゃないかな。」

「そんな。そんなこと、どうして。私、お母さんの気持ち全然きづいてなかった。ねぇ、お姉ちゃん。私どうしたらいい?」

「考えなさい、自分の頭で。あんたはもう立派な大人でしょ。いつも私の後付いてきてはビービー泣いてた頃とは違うんだから。じゃあね!」

ヒールの音をひびかせて立ち去る姉の後ろ姿を見送りながら、ひとり雨のなか立ちすくむ私のこころは嵐が吹き荒れていた。

そうだ!はるかさんに会いに行こう

スマホ

私って、どうしていつもこうなんだろう。

親友が悩んでることに気付かずに自分の悩みばっかり相談したり、いちばん身近にいる母親の気持ちに無関心を決め込んだり。

本当に嫌になっちゃう、こんな自分。このまま黙ってお母さんを田舎に送り出すわけにはいかない。このまま黙ってお父さんの好きにさせるわけにはいかない。なんとかしきゃ。

でも、どうやって?

仕事に追われ、結婚したかった彼にも振られて、いっぱいいっぱいな毎日を送ってる今の私が『私は私のやりたいことやってるんだから、お母さんも自分のやりたいことやって』って言ったところで説得力ゼロだよね。

あっ、メールが来たみたい。誰かな。


次回のプレミアムセミナーのテーマは
【エネルギーのコントロールの仕方】
エネルギーを奪うのではなく、与える人になりましょう。

そうだ!私はマルチライファー宣言したんだ!悩んでいたって仕方ない。

はるかさんに会いに行こう、お母さんを誘って。

~自分のせいで母がやりたいことを諦めようとしている。そのことを姉から聞かされたあいはどうしていいか分からず、伊豆はるかに会いにいくことにした。果たして、その結果は…~

★ 丸地家のマルチライフストーリーについて ★
主人公の丸地あいとその家族が、人生に起こる様々な出来事にマルチライフ的方法論で立ち向かっていく物語です。
あいやその家族は特別な存在ではなく、きっとあなたのまわりにいる人や、あなた自身と重なる存在ではないでしょか。
一緒に丸地家のマルチライフストーリーを見守って頂けたら嬉しいです。

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マルチライファー’s CLUB 0期メンバーで、スイーツと短歌をこよなく愛する。ことばのパティシエ ☆YUKO でした。

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