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​ 同じことを長時間続けるべきでない3つの理由

あなたはどちらのタイプですか?

あなたは、仕事はまとめて一気にやるタイプですか?少しずつやるタイプですか?私は、少しずついろいろな仕事を並行して進めるタイプです。多くの仕事をこなせる人は大抵このタイプだと思います。

今回は、「ブルゾンちえみ」と「脳内バイト君」と「リミット効果」の3つの話をします。これいったい何の話かといいますと、色々なことを少しずつ毎日やる方が、脳の働きとして圧倒的に効率が良いという話です。

理由その① ブルゾンちえみ

一つのことを長時間やり続けることのデメリットとして、まず当然ですが飽きます。ブルゾンちえみさんだって言っています。「味のしなくなったガムを、いつまでもいつまでも噛み続けますか?味がしなくなったら新しいガムを食べればいい!」

そうです。ガムも、男も、タスクも、何でも、一つのことをやり続けたら、必ず飽きてきます。集中力に関して言えば、一般的に90分と言われています。

それでも続けたら嫌いになってしまう

飽きているにもかかわらず続けたらどうなりますか?集中力が落ちてパフォーマンスはダダ下がりします。さらに続ければ、なかなか進まないことにイライラして、飽きているだけなのに無駄に苦手意識が芽生えてしまいます。

受験勉強も同じ

例えば勉強においても、細切れ多科目が原則です。「今日は英語」「明日は数学」と勉強してきた人達は、時間を短く区切って複数科目を並行して行う勉強法に切り替えるべきです。

一つのことをやり続けると脳は疲労し、自然と飽きて集中力が下がります。ノッてきてやめたくないときは好きなだけやればいいと思いますが、そうでない場合90分程度で次の科目に移るべきですね。

飽きたらすぐやめるべき

勉強に限らず、私は常に、作業しているときの自分の状態を早めに把握するようにしています。はかどらないと感じるときは、大抵もう飽きています。それに気づいた瞬間、すぐに作業をやめます、効率悪いですから。やめて休憩をとったり、別のことを始めます。

私は怠け者ですので、切り替えはすごく早いです。飽きているのに続けるって、しんどいですからね。しかし頑張り屋で努力家の人は、一つのことに執着して諦めず、長々と続けがちです。そんな人ほど意識して、新しいガムを噛むように心がけてほしいと思います。

理由その② 脳内バイト君

前日までいくら考えてもしっくりこなかったことが、寝て起きたら何故かすんなり理解できている時ってありませんか?それは、寝ているうちに脳が、記憶の整理と定着をしてくれているからなんです。整理担当のバイトを脳の中に1人雇っているような感じですね。

記憶力の低下を補うために

私が医学生だった頃、子供もいるし勉強の時間は限られていました。そもそも医学部の1回のテスト範囲の知識量は、中学高校時代のそれとは比べ物になりません。10代の同級生たちに比べても、年齢も上で妊娠中だったりした私は、自分の記憶力のなさに本当に困っていました。

ちなみに、妊娠中は記憶力が落ちるのです。出産の痛みを早く忘れさせるためとも言われています。そもそも妊娠中ってずーっと眠いですしね。

話はそれましたが、とにかくテスト勉強が間に合わなくて徹夜する、なんてこともよくありました。でも大抵、徹夜した次の日のテストは頭も冴えず、結果はひどいものでした。

寝ている間に脳は

それで、なんとか記憶力を上げたいと記憶術の本を読んだのです。寝ている間に脳が記憶の整理と定着を行っていると知ってから、私はテストの前夜は必ず睡眠をとることにしました。

たとえ全範囲の勉強が終わっていなくても、一度見たらそれで良しとし、きっぱりと諦め睡眠を取りました。驚いたことに、それまでのようにテストでひどい点数を取ることがなくなりました。

この「記憶の整理と定着」を担っているのが脳内バイト君です。私が勝手にそう呼んでいるだけですが、なんだか別人格にやってもらっていると考えると嬉しくなりませんか。積極的に使っていこうという気持ちになりますね。

脳内バイト君の働き

脳内バイト君が働くのは寝ている間だけではありません。起きている間も無意識に働いていると私は考えています。別のことを考えている間に、脳が勝手にその前のことを整理しているんです。

ただし、あなたの意識がそこにあるときは働いてくれません。あくまでも、別のことを考え始めた瞬間に動き出します。監視している限り脳内バイト君は働いてくれないんですね。

脳内バイト君を最大限活用する

一つのことを長々と続けると、あなたの脳が疲れてパフォーマンスが落ちるだけでなく、せっかく雇っている脳内バイト君もうまく活用できていない状態です。

時間を短く区切って複数のことに取り組むと、脳内バイト君がフル稼働して非常に効率的なのです。

 

理由その③ リミット効果

夏休みの宿題、あなたはいつやるタイプでしたか?私は最終日か、早くてもその前日に開始してました。

時間があるとやらない

人は、時間がありすぎると全くやる気がでません。1ヶ月もあるのに最終日までまともに動き出せないほどですから、時間があるというのは相当な逆効果ですね。

逆に、あと1日と期限が迫っているときの集中力たるや半端ありません。一ヶ月分の絵日記を一日で書いてしまうのですから。

これがリミット効果です。

できる人はなんでも出来る

学生時代の同級生で、あるスポーツで全国大会常連だった人がいました。彼は、毎日の朝練、放課後の部活、試合の遠征で週末も殆ど家にいませんでした。おのずと、他の人と比べ勉強できる時間は圧倒的に少なかったと思います。

しかし、彼はいつも学年でトップクラスの成績をキープしていました。結局、スポーツ推薦ではなく学力のみで偏差値の高い有名大学に現役で合格しました。

スポーツ万能・成績優秀は偶然ではない

彼が超ハードなスケジュールにも関わらず成績をキープできたのは、他の人よりも頭が良かったからだと思いますか?勉強しなくても出来る天才だったのでしょうか?私はそう思いません。

彼は勉強していました。行き帰りのバス停でバスを待つ10分で英単語を20個覚える。次の日は漢字を10個覚える。休み時間は彼のメインの貴重な勉強時間でした。テストとテストの間の15分の休憩時間も、周りが諦めて遊んでいる中、最後の最後までノートを開いていました。

彼には常に限られた時間しかありませんでした。だからこそ人より効率的に勉強できたのです。人は、いつでも出来ると思えばやりませんが、今しかないと思えばすごい集中力を発揮します。だからこそ、このリミット効果を利用しない手はないのです。

時間がないから集中する

マルチライフは、一日で色々なことを少しずつやりますから、何をやるにしろ必然的にリミットがあります。だって次の予定が入っているんですから。

次の予定時間が近づけば、「ここまではやっちゃおう!」とスピードが加速します。一日に何度も処理スピードをピークに持っていけるのですから、結果的にパフォーマンスは飛躍的に伸びますよ。

まとめ

このように、マルチライフで毎日少しずつやるのは、同じ時間をかけても、まとめてやるより効果が何倍も高いのです。

長い時間同じことをやりすぎないように、「ブルゾンちえみ」と「脳内バイト君」と「リミット効果」、ぜひ覚えておいてください。

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