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【第7話】母と娘から、ひとりの女性同士として向かい合うふたりの時間

こんにちは。丸地あいです。

私のブログを見にきてくれて、ありがとう。

前回の記事では、私が気付いてなかったお母さんの気持ちについて書いたよね。
覚えてくれてる?もし、お母さんの気持ちって何のこと?と思った人は、今までの記事を先に見てね。

>>過去記事
第1話【やりたいことを諦めなくちゃいけないのが、大人になるってこと?】
第2話【やりたいことを全部やって、人生を楽しみ尽くす!】
第3話【ママと妻だけやってる私、物足りないって言ったら怒られるかな?】
第4話【自分の持っているキャリアや武器を無駄にしたらもったいない】
第5話【家族こそ、お互いの気持ちを言葉で伝えあわなきゃ分からない】
第6話【自分だけがやりたいことをやるなんて、そんなことできない】

はるかさん、どうしたらいいのでしょうか?

メール

姉のももから「お母さん、あいに夢をあきらめさせたのに、自分だけがやりたい事をやるなんて、許されないって思っているんじゃないかな。」って聞かされてから、お母さんに何て言ったらいいのかずっと考えてたんだけど…

結局何にも言うことができずに、一週間経っちゃった。考えれば考えるほど、頭の中がぐちゃぐちゃになって、出口のない迷路に迷い込んじゃった感じがしたんだよね。

このままじゃ、時間だけがどんどん過ぎていってしまうって焦った私は、思い切ってはるかさんにメールで相談することにしてみた。

はるかさん

ご相談にのっていただきたい事があって、メールしました。実は、母が私に対して後ろめたく思っていることがあるみたいなんです。

私が就職に苦戦している時に『やりたいことをあきらめなくちゃいけないのが、大人になるってことなのよ。』と私に言ったことを後悔し、自分のやりたいことも胸のうちに押し殺しているようで…

来週末のはるかさんのセミナー、母といっしょに参加したいと思っています。その前にどうしても、私は自分のやりたいことをあきらめてない、ってことを伝えておきたいんです。

でも、いざ母を目の前にすると、何て言ったらいいか分からず困っています。どうやったら、私は母に気持ちを正直に伝えることができるのでしょうか。どうか、お知恵をお貸しください。よろしくお願いします。

丸地あい

あいさん

ご連絡ありがとうございます。あいさんのメッセージから、あいさんが真剣に悩んでいる姿が目に浮かびました。

あいさんは、お母さまと同じ家にお住まいですよね。最近、お母さまとふたりで出かけたことありますか?外で一緒にお茶したり、ごはんを食べたりしていますか?

もし、あいさんがご自宅のリビングでお母さまに話をしようとしても、なかなか難しいかもしれません。なぜなら、家では常にお母さまは『母』で、あいさんは『娘』だからです。

あいさんの今の気持ちを伝えるためには、おふたりが『ひとりの女性』同士として、面と向かう必要があるのではないでしょうか。

私からのアドバイスはただ一つ。おいしいものを食べにお母さまを誘いましょう!そして、あいさんが思ったままをお母さまに話してあげてください。きっとあいさんのお気持ち、伝わると思います。

では、セミナーでお目にかかるのを楽しみにしています。

伊豆はるか

お母さん、一緒にごはん食べに行こうよ

サラダ

はるかさんからのアドバイスは、まるで私の家と私のこころを見抜いているみたいだった。確かに私は、家の中で忙しそうに動き回ってるお母さんをつかまえて、話をしようとしていた。

私の中でお母さんは常に『母』で、私は『娘』。こころのどこかに『言わなくても分かってよ。』っていう、子供の甘えがあったのかもしれない。お母さんをひとりの女性としてみるためには、家の中じゃダメだよね。

それに、考えてみれば就職してから、全然ふたりで出かけてなかった。もしかしたら、お母さんから誘いにくかったのかもしれない。家では仕事で疲れた姿しか見せてなかったから。

よし!とにかくお母さんをごはんに誘うことから始めよう。

うれしそうなお母さんの顔を見て、私はこころの中ではるかさんに『ありがとうございました。』って言ったよ。

やりたいことを、思いきりやろうよ

食後のコーヒー

「あ~、おいしかった。お母さん、お腹いっぱい。サラダもパスタもすごくおいしかったね。」

「本当!さすがお姉ちゃんが薦めるお店だけあるね。デザートも食べたいところだけど…結構キツイかも。お母さんは?」

「お母さん、デザートは無理。今日は別腹までいっぱいになっちゃった。コーヒーだけにしておくよ。」

「じゃ、私もコーヒーだけにしておく。」

イケメンのウエイターさんが運んでくれたコーヒーが届いてから、私は今日の本題を切り出すことにした。

私はここで、親友のさくらから誘われて行った、はるかさんのセミナーで、女性は誰だってやりたいことを全部やっていいんだってことを教わったと、お母さんに話した。

やっと言えた。やっと娘からひとりの女性になることができた。お母さん泣いちゃうかなって思ったけど、さすが3人の子ども育てただけはあるね。ほんのちょっぴり目がうるんだけど、満面の笑みで私を見つめ返した。

「お父さんに似て、頑固で不器用なあいのこと、こんなに変えてくれたはるかさんに、ぜひお目にかかりたいもんだね。来週のセミナー、一緒に連れてって。」

我が丸地家に、マルチライフのあたたかく新鮮な風が、流れ込んできた瞬間だった。

気持ちのいい朝 なにかが変わる予感

朝焼け

今日ははるかさんのセミナーの日。いつもの土曜日はお昼近くまで寝ている私だけど、今朝はなんと夜明けと共に目覚めたよ。

先週、お母さんに自分の気持ちを打ち明けてから、こころだけじゃなくて体も軽くなってみたいで、よく眠れるし、よく食べられるんだよね。あっ、よく食べられるのは、前から変わってないでしょ、っていうツッコミはなしね。

家の中の雰囲気も変わった気がする。お父さんが昨日の夜、「母さん、何か最近いいことあったのか?」って、お母さんに聞いてた。あの鈍感なお父さんが感じるくらい、お母さんは明るくなった。

今日のセミナーから帰ってきたら、お姉ちゃんに報告しなくちゃね。お姉ちゃんが教えてくれなかったら、丸地家はこのままバラバラになる運命だったんだんだから。

お母さんが本当は何をやりたいのか、お父さんに本当について行くのか、この家は売りに出されてしまうのか…まだ解決していない問題は山積みだけど、ひとつだけ言えることがあるよ。

私もお母さんも変わった。

この先、どんな未来が待っているのかは、もちろん分からないけど、私は楽しみで仕方がないんだ。今朝、部屋の窓からみた朝焼けはまぼろしなんかじゃないもんね。

「あい、あんたいつまでパジャマのままでいるの。もうすぐ出かける時間でしょ。お母さん、もうう用意できたわよ。」

「いけない!もうこんな時間。ちょっと待ってて。すぐに着替えてくるから。ごめん、私の冬物のブーツ出しておいてくれない。」

「はいはい、分かりました。まったく、いつまでたっても子供なんだから。」

いざ、お母さんといっしょにはるかさんのセミナーへ!!

~母親に自分の気持ちを打ち明けてこころが軽くなった主人公あい。ひとりの女性同士として向かい合ったふたりが、伊豆はるかのセミナーへ。ふたりはそこで、何を学ぶのか。~

★ 丸地家のマルチライフストーリーについて ★
主人公の丸地あいとその家族が、人生に起こる様々な出来事にマルチライフ的方法論で立ち向かっていく物語です。
あいやその家族は特別な存在ではなく、きっとあなたのまわりにいる人や、あなた自身と重なる存在ではないでしょか。
一緒に丸地家のマルチライフストーリーを見守って頂けたら嬉しいです。

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マルチライファー’s CLUB 0期メンバーで、スイーツと短歌をこよなく愛する。ことばのパティシエ ☆YUKO でした。

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