【第12話】女は子どもかキャリアか、どっちかひとつを選ばなくちゃいけないの?

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こんにちは。丸地アイです。
私のブログを見にきてくれて、ありがとう。

前回の記事では、お父さんが古民家カフェのイケてるオーナー目指すことになったところまで書いたよね。
覚えてくれてる?もし、古民家カフェのイケてるオーナーって何のこと?と思った人は、今までの記事を先に見てね。

 

>>過去記事
第1話【やりたいことを諦めなくちゃいけないのが、大人になるってこと?】
第2話【やりたいことを全部やって、人生を楽しみ尽くす!】
第3話【ママと妻だけやってる私、物足りないって言ったら怒られるかな?】
第4話【自分の持っているキャリアや武器を無駄にしたらもったいない】
第5話【家族こそ、お互いの気持ちを言葉で伝えあわなきゃ分からない】
第6話【自分だけがやりたいことをやるなんて、そんなことできない】
第7話【母と娘から、ひとりの女性同士として向き合うふたりの時間】
第8話【ピンチの時、家族は最強のエネルギー補給基地だから】
第9話【始まったばかりの人生の後半戦、どう生きていくか選びたいの】
第10話【父さん、母さんが見捨てても僕だけはついていくよ】
第11話【俺はぬれ落ち葉なんかにならない!サイコーな第2の人生を送るのさ!!】

 

 愛の巣から逃げ帰ってきた姉

姉の部屋

突然大きな荷物を持って実家であるこの家に帰ってきた姉のモモ。詳しい理由も説明しないで「疲れたから寝る。」って自分の部屋のドアを閉めちゃった。

昨日はそのまま夕飯も食べないで、お風呂も入らないで寝ちゃったみたいだけど、そろそろ起きてるかな?

「お姉ちゃん、起きてる?開けるよ。」

一応ノックしてからドアを開けると、ベッドで横になる姉の姿が目に飛び込んできた。でも、どうやら眠ってはいないみたいだ。

あっ、なんか久しぶりに聞いた。お姉ちゃんのこのセリフ。昔っから私や弟のルリが何か頼んだりねだったりすると、「長い針が5のところになったらやってあげるから待ってなさい。」って言ってたんだよね。なぜが3でも8でも11でもなく、いつも5。

3人とも大人になってからは、長い間使われなかったのに、なんで今このセリフが出てきたんだろう?お姉ちゃん、本当にどうしちゃったのかな?

 

大失敗が引き寄せた運命の出会い

結婚式

姉のモモと義兄が結婚したのはちょうど1年前。外資系の保険会社でバリバリ働く傍ら、趣味でベリーダンスを習っていた姉が、ダンスの本場を見てみたいってエジプトへ旅立った時に出会ったんだよね、ふたりは。

一週間の休みをとっていざエジプトに降り立ったお姉ちゃん。いつもは長女らしい冷静沈着さで、憎らしいほど完璧な女なんだけど、このときは珍しく大失敗しちゃったんだよね。ホテルまで向かうタクシーの中にバッグを置いたまま降りちゃった。

お財布はもちろん、パスポートからスマホまで、大切なものは全部そのバッグの中だったってわけ。ホテルのフロントでチェックインしようとして、初めてバッグがないことに気づいたときには後の祭り。忘れ物のバッグが中身そのままで返ってくるなんて奇跡は、この日本くらいでしかありえないからね。

一人旅だったお姉ちゃんは、きっと心細さもあって慌てちゃったんだね。いきなりフロントで泣き出しちゃった!(あっ、これは後でこっそりお義兄さんが教えてくれたんだけどね。)

泣きじゃくりながら英語で必死に事情を説明するお姉ちゃんに、やさしく日本語で話しかけてくれたのが…そう未来の旦那さま。

仕事でそのホテルに一カ月以上滞在していたお義兄さんは、現地の事情にも通じてて、あっという間に必要な手続きをとってくれたんだ。そればかりか、ちょうど帰国する前に3日ほど休みを取ったからって、その3日間全部をお姉ちゃんのエジプト観光とベリーダンス鑑賞のお供に使ってくれたんだ。

なんか、ドラマみたいな展開でしょ?しかも、お義兄さんは、エジプトの女の人もうっとりするくらい堀が深いエキゾチックな顔立ちで、身長180cm。方やお姉ちゃんは大学のミスコンに4年連続選ばれた美貌の持ち主。

ふたりが恋に落ちるのなんて、きっと前世から決まってたんじゃんないのってくらいお似合いのカップルで、結婚式のときは…もうため息しか出なかった、私は。

 

私はもっともっと上を目指して働きたいのに

悩む姉

 

2階の自分の部屋から下へ降りてきた姉は、母の用意した朝食を食べ終えると、キッチンで洗い物をしている母、ソファで新聞を読んでいる父、ダイエット器具のステッパーで消費カロリーを積み上げている私の誰に聞かせるでもなく、話し始めた。

「あの人がね、子どもが欲しいって言い出したんだ。」

子ども?そう言えば、結婚するときに「私はもっとキャリアアップしたいから、しばらく子どもは作らないつもり。」って言ってたっけ…

「うちの会社はまだまだ古い体質だから、口ではやれ産休を取れ、育休だって思う存分取れ。それで出世に差をつけない。なんて言ってるけど、そんなの嘘。子ども産んで管理職になった女の先輩なんてゼロだよ、ゼロ。」

「だから、私がしっかりしたポストに上り詰めるまで、子どもは作らないって結婚するとき彼に言っておいたの。分かった、思う存分やればいいって言ってくれたのに…それなのに、子どもが欲しいなんて言いして…」

「それで喧嘩して、飛び出してきたってわけ?」

思わずそう口を挟んだ私に返ってきたのは、何とも言えないさびしそうな姉の目と、母がキッチンから運んできたコーヒーの香りだった。

 

親になるってこういうことなのかな

コーヒー

父、姉、私の順番にコーヒーを手渡した後、母が姉の前に座った。

「お母さんはね、ずっと専業主婦をしてきたから、男の人と肩を並べて仕事してるモモの苦労とか、分かってあげられないと思う。お母さんが想像もできないくらい頑張ってるんだろうね、きっと。」

「お母さんに言えるのは、モモのこといつだって応援してるよってこと。いつだってモモの好きなもの作ってあげる。それとね、ハルアキさんの大好物の唐揚げもいつだって作ってあげるよ。」

ハルアキさんって、お姉ちゃんの旦那様。その細い体のどこに入っていくの、ってくらい豪快な食べっぷりのお義兄さんがこの家に来るときは、必ず唐揚げを用意してるお母さん。

結婚のあいさつに来たとき出した唐揚げを「こんなうまい唐揚げ、生まれて初めて食べました!」って連呼してたんだよね。お母さん、それ見てすごくうれしそうだった。

「俺だって、お前の好きなワインも付き合うし、ハルアキ君の好きなビールだって、いつでも付き合うぞ。」

ソファから父さんののんびりした声が聞こえてきた。

お姉ちゃんを責めるでもなく、お義兄さんを非難するでもなく、ふたりを同じように心配し大切に思っていることを、こんな風に伝えられるお母さんとお父さんって、やっぱり半世紀以上生きてきただけあるな。あぁ、親って本当に偉大。

それに比べて私は…お姉ちゃんにかける言葉がまったく見つからなかった…結婚どころか彼氏もいない私には【子どもかキャリアか悩む】って、北極か南極のどっちに行きたいかってくらい遠くて、現実味がない話なんだもん。

 

子どももキャリアもあきらめなくていいんだよ

母子

それにしても、世の中の働くお母さんたちはどうやって、子育てとキャリアアップを両立させているんだろう?

ウチの会社もお姉ちゃんのところと負けず劣らず古い体質だから、参考になるような先輩いないんだよね。

結婚も、出産も、子育ても、キャリアもあきらめずに、全部手に入れてしあわせに生きてる女性かぁ~???

 

あれ??いるじゃん!!

素敵な旦那様と結婚して、3人のかわいいお子さんに囲まれて、お医者さまとしてバリバリ仕事して、更に女性がしあわせになることを応援してくれている先輩が!

そう、はるかさんが!!

 

 

~キャリアアップを続けたい姉モモが、子どもが欲しいと言い出した夫の元から実家に戻ってきた。妹として何かできることはないのか考えたアイが思い浮かべた人物は伊豆はるかだった!~

 

★ 丸地家のマルチライフストーリーについて ★
主人公の丸地あいとその家族が、人生に起こる様々な出来事にマルチライフ的方法論で立ち向かっていく物語です。
あいやその家族は特別な存在ではなく、きっとあなたのまわりにいる人や、あなた自身と重なる存在ではないでしょか。
一緒に丸地家のマルチライフストーリーを見守って頂けたら嬉しいです。

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マルチライファー’s CLUB 0期メンバーで、スイーツと短歌をこよなく愛する。ことばのパティシエ ☆YUKO でした。

​精神科医。三児(1歳、3歳、5歳)の母。
マルチライフプロジェクト代表。

大学在学中、20歳で会社設立し塾・飲食店を経営。女性のライフイベントとキャリアの両立を実現するため、28歳で医学部を受験。経営者から医学生へ転身。8歳年下の同級生と結婚し3人のママになる。33才で医師免許取得。現在は精神科医として働きながら、「やりたいこと全部やって人生を楽しみ尽くす」をコンセプトにマルチライフプロジェクトを主宰。現実的かつ具体的手法で女性を自己実現に導く講座は、毎回即満席。

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