【第16話】他人の変化や成長を感じときに改めて見つめるべきもの

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私のブログを見にきてくれて、ありがとう。

前回の記事では、元カレから連絡がきたところまで書いたよね。
覚えてくれてる?もし、元カレから連絡って何のこと?と思った人は、今までの記事を先に見てね。

 

>>過去記事
第1話【やりたいことを諦めなくちゃいけないのが、大人になるってこと?】
第2話【やりたいことを全部やって、人生を楽しみ尽くす!】
第3話【ママと妻だけやってる私、物足りないって言ったら怒られるかな?】
第4話【自分の持っているキャリアや武器を無駄にしたらもったいない】
第5話【家族こそ、お互いの気持ちを言葉で伝えあわなきゃ分からない】
第6話【自分だけがやりたいことをやるなんて、そんなことできない】
第7話【母と娘から、ひとりの女性同士として向き合うふたりの時間】
第8話【ピンチの時、家族は最強のエネルギー補給基地だから】
第9話【始まったばかりの人生の後半戦、どう生きていくか選びたいの】
第10話【父さん、母さんが見捨てても僕だけはついていくよ】
第11話【俺はぬれ落ち葉なんかにならない!サイコーな第2の人生を送るのさ!!】
第12話【女は子どもかキャリアか、どっちかひとつを選ばなくちゃいけないの?】
第13話【誰もやったことがないのなら、自分がやって道を開拓するしかない】
第14話【親になりたかったら、戦い勝ち取っていくしかないものがある】
第15話【女性が育児と仕事の両立を目指すとき、となりにいて欲しいのは】

 

振った女にまた連絡してくる男のコンタンって何?

元カレから連絡

どうしよう、どうしよう。元カレから連絡がきたときって、どうするのが正解なの?

「アイ、久ぶり。元気か?」って、それだけしか書いてないから、いったいどんなつもりで連絡してきてるのか全然分かんない。

ただ単に、こっちが元気にしてるか知りたいわけじゃないだろうし。なんか絶対にコンタンがあるはずなんだよね、きっと。

でも、そのコンタンって何? もしかして、もう一度わたしと付き合いたいとか? それは完全にわたしの願望でしかないからナシか……。

会社の新商品を購入させようとか? ギャンブル地獄で首が回らないから、金貸せとか?? 事業始めたいから保証人になってくれとか???

だめだ、どうしてもお金がらみの理由しか思いつかなや。もし本当にそんな理由だったらへこむな。そんなに美しいわけじゃないけど、ふたりの思い出が汚される感じで。

でも、待てよ。彼がそんなつもりで連絡してきたかなんて分かんないもんね。もしかしたら、ただ単に昔の彼女が生きてるか知りたかっただけかもしれないし……。って、そんな訳ないか。

あーもう、考えれば考えるほど、訳分かんなくなっていくだけだ。こんな時は聞くしかないか、本人に。

 

しあわせになりたかったら、過去をきれいさっぱり断ち切って生きていくべき?

過去を断ち切る

元気だよ。何か用?

やばっ。ちょっとストレート過ぎたかな。これじゃそっけなさ120%だよね。せめて「わたしは元気だよ。ナツヤは元気?」くらい、聞くべきかな? あっ、ナツヤって元カレの名前ね。

送信取消しして送り直そう…… って、もう返信きちゃったよ。

すげー、アイらしい返事。元気で何より!

ちょっと聞いて欲しい話があるんだけど、来週あたり時間もらえないか?

やっぱり。やっぱり何か売り付けらるか借金頼まれるかするんだ、きっと。ばかにしないでよね! こんな誘い今すぐ断ってやる!!

いいよ。水曜日か金曜日の19時だったら大丈夫。

ダメだ。わたしまだ彼のこと好きみたい。理由が何であれ彼と会えるなら、会いたい。過去を断ち切るなんて、まだできそうにないな、わたしには。

 

ふたりだけの秘密の待ち合わせ場所

ひとに合わせるのが苦手

今日はナツヤと半年ぶりに会う日。ご想像通り、昨日の夜は全然眠れなかったよ。最近忙しくて美容院にも行けてないから、せめてお肌のコンディションくらい整えたかったのに。

その代わり、いつもより気合い入れて仕事して、18時には会社を出てきたから、待ち合わせの時間まではまだ30分以上ある。ナツヤが来るまで、落ち着いて気持ちの準備ができるかも。

わたしが働いている会社から歩いて10分のこのカフェは、わたし達ふたりがよく待ち合わせに使っていたお店なんだ。カフェって言ったけど、実際は喫茶店って言った方が、ここの雰囲気に合ってる。

時間の流れを感じる、あめ色になった木のテーブルと椅子。ガラス器の中で、ポコポコと湯が沸き上げる音をたてる、サイフォン式のコーヒーメーカー。ケーキはアップルパイとチョコレートケーキだけ。

もちろんWi-Fiも入らないし、パソコンやスマホをつなげる電源もない。ここに来るお客さんは、みんな静かにコーヒーを飲み、本を読み、話をして帰る。

わたしもナツヤもここがお気に入りだった。だって、ここだと待つのが苦じゃないし、仕事のことも忘れられる。他のカフェをシャワーとすれ、ここはゆっくり入れる温泉みたいなものかな。

でも、ナツヤと別れてからは足が遠のいてた。わたしにとってここは、ナツヤを待つ場所であって、他の人と待ち合わせする場所でも、ひとりで過ごす場所でもなかったから。

だからね、彼が待ち合わせにこのお店を指定してきたとき、うれしくて体が温泉に入った後みたいにポカポカした。不思議だけど本当だよ。

 

自分の変化や成長は自分がいちばん気づいてない

苦労に感謝

待ち合わせ時間の19時より、5分遅れてナツヤはやってきた。

昨日の夜から、会ったら最初に何て言おうとか、あれこれ考えていたけど、そんな必要全然なかった。

最後に別れ話をされたフレンチのお店へ行ったときは、いつもと違う様子でぎこちなかった彼が、今は目の前で笑ってマスターにコーヒーを注文している。

半年前のあの日が本当は夢で、昨日も、先週も、先月も、ここで彼と待ち合わせしていたような気がする。それくらい違和感がなかった。それくらい彼は変わってなかった。

「アイ、今日は悪かったな。急に誘ったりして」

運ばれてきたコーヒーをひと口、おいしそうに飲んでから、彼が話し出した。

「それにしても、アイ変わったな」

えっ? わたしが変わった? それ、どういう意味?

わたしはこんなに自然に感じてるのに、ふたりでここでこうして会ってることが、何にも変わってないように感じてるのに。それって、わたしだけってこと?

「はっきり言って、半年前はいつも疲れて目が死んでた。でも、今は元気そうだし楽しそうじゃん。何かいいことあったのか、そんなに変わるなんて?」

わたしが元気そうで、楽しそう? 相変わらず毎日ハードワークだし、家でもお父さんの移住騒ぎやら、お姉ちゃんの家出騒動に巻き込まれてぐったりしてたわたしが?

「あれ? もしかして自分では気が付いてない感じ? そういう鈍感なところは変わってないな!」

すみませんね、鈍感で。

でも、言われてみれば、この半年色々あったけど、疲れて寝て終わる週末って少なかったかも。親友のさくらの相談にのったり、お母さんとでかけたり、今までできてなかったことができるようになってる。

これって、もしかして…… いや、間違いなく理由はひとつしかない。マルチライファーズクラブに入ったからだ!!

 

別れはマイナスではなくプラスへの入り口になる

別れ

 

「あのね、伊豆はるかさんっていう、精神科医のお医者さんが主宰してるコミュニティなの。はるかさんって、3人の小さいお子さん育てながら、医者もやっちゃうし、自分でコミュニティを作ちゃうスゴイ人なの。」

「はるかさんが、わたしにやりたいことを我慢しないでやっていいんだよ、あきらめなくていいんだよ、ってことを教えてくれたんだ。しかも、さくらもお母さんも、お姉ちゃんまで、はるかさんから大切なことを教わって、生まれ変わっちゃった感じ。」

そうだ、そうだった。さくらもお母さんもお姉ちゃんも、はるかさんのおかげで変わったのはよく分かってたのに、自分のことは全然分かってなかった。

自分では気づいてなかっただけで、わたしも変わったんだ、この半年で。ナツヤと別れたときは、もうこの世に終わりかと思うほど落ち込んで泣いたけど、いつのまにか立ち上がってたんだ、わたし。

「アイだけじゃなくって、丸地家の手強い女性陣たちまで変えちゃうなんて、きっとすごいひとなんだろうな、そのはるかさんって人。お前、気づいてた? 今、すっごくうれしそうに夢中になってしゃべってたぞ。そんなアイを見るの、何年ぶりって感じだよ。」

あれっ? 気のせいかな? なんだかナツヤの口調にちょっとだけ嫉妬みたいなものが混じっていたような……。気のせいか。きっとそうだよね。

「なんか、ちょっと男としては複雑だな。自分と別れて見違えるほど元気になった元カノが目の前にいるっていうのは。って、今俺すっごい情けないこと言ってんな。前言撤回!! アイがこんなに変われたなら、振ったかいがありました」

わたし達はふたりして笑った。静かなお店の静かなお客さんが何ごとかと注目するくらい、声をあげて笑ってしまった。

 

過去は過去。未来に向けて力を合わせていかないか?

カフェでの話

「それで、ナツヤの話って何なの?」

思いっきり笑ったら、『もしかして、何か売りつけられる? 借金の申込み?』なんて心配は完全に吹き飛んでたから、さらっと今日の目的を聞くことができた。

「ああ、そうだった。まだ何で今日呼び出したのか話してなかったな。悪い悪い。実は、折り入ってアイに頼みたい事があって……」

少しこちらに身を乗り出すようにして、ナツヤが言った。

 

「アイ、女優にならないか?」

 

~半年前に自分を振った元カレに会ったアイ。マルチライファーズクラブに入ってことで自分が変わったことに気づかせてくれた元カレ。彼の頼みは、女優になって欲しいということだった?!~

 

★ 丸地家のマルチライフストーリーについて ★
主人公の丸地あいとその家族が、人生に起こる様々な出来事にマルチライフ的方法論で立ち向かっていく物語です。
あいやその家族は特別な存在ではなく、きっとあなたのまわりにいる人や、あなた自身と重なる存在ではないでしょか。
一緒に丸地家のマルチライフストーリーを見守って頂けたら嬉しいです。

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マルチライファー’s CLUB 0期メンバーで、スイーツと短歌をこよなく愛する。ことばのパティシエ ☆YUKO でした。

​精神科医。三児(1歳、3歳、5歳)の母。
マルチライフプロジェクト代表。

大学在学中、20歳で会社設立し塾・飲食店を経営。女性のライフイベントとキャリアの両立を実現するため、28歳で医学部を受験。経営者から医学生へ転身。8歳年下の同級生と結婚し3人のママになる。33才で医師免許取得。現在は精神科医として働きながら、「やりたいこと全部やって人生を楽しみ尽くす」をコンセプトにマルチライフプロジェクトを主宰。現実的かつ具体的手法で女性を自己実現に導く講座は、毎回即満席。

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