【第17話】過去にひき戻されそうなとき、とるべき行動とは

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私のブログを見にきてくれて、ありがとう。

前回の記事では、元カレと久しぶりに再会したところまで書いたよね。
覚えてくれてる? もし、元カレと再会って何のこと? と思った人は、今までの記事を先に見てね。

 

>>過去記事
第1話【やりたいことを諦めなくちゃいけないのが、大人になるってこと?】
第2話【やりたいことを全部やって、人生を楽しみ尽くす!】
第3話【ママと妻だけやってる私、物足りないって言ったら怒られるかな?】
第4話【自分の持っているキャリアや武器を無駄にしたらもったいない】
第5話【家族こそ、お互いの気持ちを言葉で伝えあわなきゃ分からない】
第6話【自分だけがやりたいことをやるなんて、そんなことできない】
第7話【母と娘から、ひとりの女性同士として向き合うふたりの時間】
第8話【ピンチの時、家族は最強のエネルギー補給基地だから】
第9話【始まったばかりの人生の後半戦、どう生きていくか選びたいの】
第10話【父さん、母さんが見捨てても僕だけはついていくよ】
第11話【俺はぬれ落ち葉なんかにならない!サイコーな第2の人生を送るのさ!!】
第12話【女は子どもかキャリアか、どっちかひとつを選ばなくちゃいけないの?】
第13話【誰もやったことがないのなら、自分がやって道を開拓するしかない】
第14話【親になりたかったら、戦い勝ち取っていくしかないものがある】
第15話【女性が育児と仕事の両立を目指すとき、となりにいて欲しいのは】
第16話【他人の変化や成長を感じときに改めて見つめるべきもの】

 

人生には予想外がつきもの?! ありえないオファーや思わぬ転職……

カフェでの話

半年ぶりに会った元カレ、ナツヤの口から飛び出したのは「アイ、女優にならないか?」という、予想外の外の外、あり得ないオファーだった。

確かに、目の前に座っているナツヤの顔は、真剣そのもの。別れ話を切り出してきたときと同じくらい、もしかしたらそれ以上、真剣な目をしてる。

「実は、アイと別れたすぐ後、俺、転職したんだ」

「転職?」

「ああ。会社の先輩が立ち上げた、新しい会社に誘われて。かっこよく言ったら、ヘッドハンティングってヤツだけど、まあ、実際は猫の手のひとつかな」

自虐的なことばとは裏腹に、運動会の前の日の子どもみたいに、ワクワクしてるのが、隠せずにいる。いったい、どんな会社に転職したっていうの?

 

モノを所有する時代は終わった?! 「シェア」が広がるこれからの世界

シェアリングエコノミー

カランコロンカラ~ン。

入り口のドアに取り付けられた、昔ながらのベルの音をひびかせて、またひとりお客さんが入ってきた。

マスターの「あと30分で閉店ですが、よろしいですか?」という声が聞こえる。腕時計に目を落とすと、20時半を指していた。もう1時間半もしゃべっていたことに気づき、びっくりしっちゃった。

「それで、転職した話と、わたしに女優をやれって話は、どうつながるわけ?」

あと30分しか、このお店にいられないとわかって、ちょっとあせりるわたしとは対照的に、なんだか余裕しゃくしゃくの様子でナツヤが答える。

「新しい会社は、日本全国にシェアリングエコノミーを広げて、シェアリングシティ拡大の支援をしていこう、って目的で作られたんだ」

シェアリングエコノミー? シェアリングシティ?? それって、最近増えてきてる、民泊とか、配車サービスとかの話?

わたしの頭の中に、クエスチョンマークが広がっているのを察して、ナツヤが説明をはじめた。

「例えば、アイも、フリマアプリで、モノを買ったり売ったりしたことあるだろ? それが、モノのシェア。あと、レンタルスペースとか貸し会議室なんかの予約サイトは、空間のシェア。他にも、配車サービスなんかの、移動のシェアや、家事代行マッチングサイトなんかの、スキルのシェアもある。そういうのを全部ひっくるめて、シェアリングエコノミーって呼んでるんだ」

なるほどね。確かに、わたしの周りでも、服は買わずにレンタルしたり、空いた時間で、パソコンや英会話のスキルを売ってるって人も、増えてるな。

「このシェアリングエコノミーの規模は、ますます大きくなっていくと思う。そこで、俺たちの会社が注目したのが、シェアリングシティの推進ってところなんだ」

 

自分の本当にやりたい仕事に出会えた瞬間

末っ子登場

シェアリングエコノミーについては、まあ、わかったけど……更に「シェアリングシティ」って、いったいなに? いったい、どんな街のことを言ってるの?

「シェアリングシティっていうのは、シェアリングエコノミーを活用して、地域課題に取り組む都市のことを指してるんだ。例えば、雇用不足による人口流出に悩む自治体が、シェアサービスを通じた就業機会の創出を図る。または、相乗りシェアサービスと連携の上、地域の人がドライバーになって、お互いが移動を支えあう仕組みを構築したり。」

う~ん、なんとなく仕組みは理解できるけど、あんまり現実感ないな……東京にずっと住んでる、わたしには。

そんなわたしの内心なんて、お見通しとばかりに、ナツヤは続けた。

「生まれたときから、ずっと東京に住んでいるアイには、想像つかないかもしれないけど、多くの地方都市が、減っていくばかりの人口と、雇用に苦しんでるんだ」

「シェアリングエコノミーは、そんな地方都市にとって、人と雇用を呼び込む、画期的なシステムだと捉えられ始めてるんだ」

そういえば、ナツヤは東京出身じゃなかったんだっけ。付き合っている頃は、あんまり地元の話しはしてくれなかったけど……

「俺の田舎もそうだ。どんどん人が減って、街の小さな電気屋をやってるオヤジは、本気で廃業を考えているくらいなんだ。この流れを止めるには、シェアリングシティへと転換していくしか、方法がないって思ってる」

ナツヤって、こんなこと考えてたんだ。わたし、全然知らなかった。

「先輩から、日本全国にシェアリングシティをつくる、手伝いをして欲しい、っ言われたとき、俺が本当にやりたいと思っていた仕事って、これだったんだって気づいたんだ」

 

相手の気持ちの変化に気づかずにいるなんて……

カランコロンカラ~ン。

立て続けに聞こえる、入り口のベルの音。閉店まで15分をきって、他のお客さんは、マスターにあいさつをして、次々と帰っていく。

そんな周りの様子には、全く気が付いてないナツヤの話は、いよいよ女優うんぬんのところまで、たどり着いたみたい。

全然、大丈夫じゃないでしょ。新しく立ち上げた会社をPRしようって動画に、ずぶの素人のわたしなんかが、出ていいわけないし。そもそも、その会社の社長は了承してるわけ? アンタが勝手に進めてるだけじゃないの?

それに、それに……動画を取り終わるまで、ナツヤとまた何回も会うことになるわけでしょ。さっきから、アツく自分の仕事について語るナツヤを目の前にして、わたしが何に気づいたか、教えてあげようか。

認めたくなけど、認めたくはないけど……わたしはまだ、あんたのことが好きってこと。

消えかけていた炎に、また火を点けてるってこと、わかってんの? わかっててやってるなら、あんたは名俳優だよ。

 

どこで誰が誰とつながっているかわからない?

学生みたいな社長

「おい、ナツヤ! お前、自分だけ突っ走ってしゃべって、完全にアイさんを置いてきぼりにしてるじゃないか、まったく。猪突猛進はお前の長所ではあるけど、加減を知った方がいいな、加減を」

突然、背後から聞こえてきた男性の声。ナツヤだけじゃなくって、わたしの名前まで知ってる、このひとは、いったい何者?

「アイさん、はじめまして。突然失礼しました。あんまりにもナツヤが、あなたのことそっちのけで、語ってるから、申し訳なくなって……」

「社長! 約束が違うじゃないですか!! 俺がアイに説明してオーケーもらったら、合流して具体的な話を一緒にするはずだったでしょう。だいたい、いつからこの店にいたんですか」

社長?! この人が?! Tシャツにチノパン履いて、学生って言われても違和感ない、無精ひげにつるんとした顔の、このひとが?

そういえば……そうか! さっき最後に入ってきたお客さんだ。マスターに「あと30分で閉店ですが、よろしいですか?」って聞かれてた。あのときから、わたし達の会話を聞いてたってこと?

「アイさん、盗み聞きみたいな真似して、申し訳ありませんでした。ただ、どうしても、あなたに直接お会いして、お話がしたくて」

「実は、PR動画の主人公をアイさんにお願いしようと提案したのは、ナツヤじゃないんです。」

えっ? ナツヤじゃない? じゃ、いったい誰が?

「わたしなんです。わたしがあなたにお願いしてくれって、ナツヤに頼んだんです」

この人が?! 初対面のこの社長が?! いったい、なんで?

 

~元カレへの未練を捨てきれずにいる自分に気がついた、主人公アイ。そんなアイに女優の仕事をさせようと考えたのは、実は別の人物だった!! いったいなぜ?~

★ 丸地家のマルチライフストーリーについて ★
主人公の丸地あいとその家族が、人生に起こる様々な出来事にマルチライフ的方法論で立ち向かっていく物語です。
あいやその家族は特別な存在ではなく、きっとあなたのまわりにいる人や、あなた自身と重なる存在ではないでしょか。
一緒に丸地家のマルチライフストーリーを見守って頂けたら嬉しいです。

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マルチライファー’s CLUB 0期メンバーで、スイーツと短歌をこよなく愛する。ことばのパティシエ ☆YUKO でした。

​精神科医。三児(1歳、3歳、5歳)の母。
マルチライフプロジェクト代表。

大学在学中、20歳で会社設立し塾・飲食店を経営。女性のライフイベントとキャリアの両立を実現するため、28歳で医学部を受験。経営者から医学生へ転身。8歳年下の同級生と結婚し3人のママになる。33才で医師免許取得。現在は精神科医として働きながら、「やりたいこと全部やって人生を楽しみ尽くす」をコンセプトにマルチライフプロジェクトを主宰。現実的かつ具体的手法で女性を自己実現に導く講座は、毎回即満席。

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